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[神の湯]玉造温泉「玉井別館」にふたり約1万円で宿泊|出雲大社と美保神社の両参り

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玉造温泉(島根県松江市)は美肌の湯として知られています。泉質は硫酸塩・塩化物泉です。現代の成分分析の結果では肌に潤いを与えてキメを整える効能があるとされ、天然の化粧水というキャッチフレーズが付いています。

約1300年前に完成した出雲国風土記に「一度入れば容姿が美しくなり、二度入れば病気も治る。効き目がなかったことはないため神の湯と呼ばれている」という内容が記されているほど、長い歴史と逸話をもつ温泉です。

効能

神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・慢性消化器症・痔疾・冷え症・慢性婦人病・病後回復・疲労回復・切り傷・やけど・慢性皮膚病・動脈硬化症

玉造町近くの花仙山(かせんざん)は、良質なメノウの産地です。特に青いメノウは「出雲石」と呼ばれる希少な国産石。

古来からこの地の人たちは「玉作り」を生業としていたことが玉造温泉という名称の由来といわれています。

玉造温泉街にある神社も玉作湯神社(たまつくりゆじんじゃ)という名前です。

御神体の「願い石」に社務所で授かった「叶い石」を触れさせて自分だけのお守りを作る祈願が特に人気の神社です。

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出雲大社は縁結びのご利益で有名ですが、出雲大社へのお参りだけでは片参り。美保神社の両方へお参りすることは両参りと呼ばれ、よりパワーアップしたご利益をいただけるといわれています。

出雲大社と美保神社は70kmほど離れているため、途中で玉造温泉で宿泊するのがおすすめです。なんたって神の湯とも称されているくらいですから。

姫神の湯(美肌の湯)で癒されてきたので紹介します ❀(*´◡`*)❀

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玉造温泉までのアクセス方法

JR玉造温泉駅が最寄駅となります。特急やくも の停車駅。2012年に改装された駅舎が良い雰囲気ですね。

駅から玉造温泉街までは徒歩20~25分くらいの距離があるため、宿からの送迎なしの場合は、タクシーまたはバスを使うのがおすすめです。

①タクシー

今回お世話になった玉井別館さんは送迎がないため、タクシーを利用しました。ちなみにタクシー料金はフロントで領収書と引き換えに返金してもらえるので実質無料。

19:00すぎに玉造温泉駅に到着したところ、タクシーは1台も停車していなかったので電話をして呼ぶことに。

駅を出て左手がタクシーのりばです。
所要時間5分・料金800~1,000円
看板には、JR玉造温泉駅→各観光地までの目安料金が書いてあります。一番上の会社は行けないと即断られ、玉造タクシーが5分弱で来てくれました。

バス停(一畑バス玉造温泉駅入口)は、駅前の道路を約200m歩いた坂下の交差点にあります。

玉造温泉駅入口⇔玉造温泉

  • 片道運賃…おとな 170円
  • 所要時間…約7分

②JR松江駅からバス

玉造温泉街方面へは、JR松江駅から玉造温泉までバスを利用する方法もあります。私たちも帰りは、玉造温泉街にあるバス停からJR松江駅まで乗車しました。

JR松江駅⇔玉造温泉

  • 片道運賃…おとな 520円
  • 所要時間…約30分

● 一畑バス 玉造線

玉井別館|文句なしの素泊まりプラン

玉造温泉には複数の温泉宿があります。夕方に豪勢なうな重を食べる計画を立てたので、夜に旅館のごはんを食べる余力はないと思い、玉井別館さんの素泊まりプランを利用しました。

1泊1人5,400円(+入湯税)というリーズナブルな価格で温泉が満喫できました。

WEB限定プランなので予約の際にはぜひチェックを。今回の予約はポイントの使い道が広い楽天トラベルからしました。

→ 玉造温泉 玉井別館

ただし、こちらのプランは楽天トラベルでは人数1人〜5人となっているものの、ひとりに設定してみるとエラーが表示されるので、ふたり以上での宿泊を想定したものでしょう。

玉井別館は送迎なしですが、フロントでJR玉造温泉駅からのタクシー料金を領収書と交換で返金してくれるので問題なしです。嬉しいサービス。

タクシーの運転手さんも分かっていて「領収書をください」という前に出してくれていました。

旅館のお楽しみ、部屋のお菓子は、どじょう掬いまんじゅうと干し梅でした。お菓子は、空腹で温泉に浸かるとエネルギーが消耗しやすいため、貧血状態になることを予防する意味もありますよ。
島根県発祥のどじょうすくいをイメージした、それなりに知名度のあるお饅頭ですね。会社員時代、島根県出身の人によく頂いたなぁ。

甘党の夫が「ひよこ饅頭と同じ味がする〜なかなかうまい」と嬉しそうに食べていました(笑)

玉井別館|部屋は広くて昔懐かしい雰囲気

自分たちでカギを開け、中へ入ると細長い廊下があり、左側に浴室と洗面台、右側にトイレが。奥行きと広さを感じます。

カギは差し込んで回す、昔からある旅館のタイプ。ふたつ渡してくれたので、お風呂に入るために部屋を出ても相手のことを気にしなくていい。

19:30頃に到着したので、もうお布団は敷いてくれていました。
ふたりでかなり余裕のある広さです。
窓からの眺望はないお部屋ですが、ちゃんと「旅館のあのスペース」風がありました。
ほかには、和風のメイクルームまであったり。
利用はしませんでしたが、かなり狭いものの洗い場と湯船が別の浴室でした。

トイレもシャワートイレ付き。日本ではすでに付いていないところのほうが少数派かも。
浴室の前に洗面台があり、歯ブラシなどのアメニティ、ドライヤーも設置してありました。化粧水などスキンケア用品は、大浴場の洗面台にいろいろな種類のポンプが用意してあるのでそちらを利用。

国内旅行は、旅館に泊まると浴衣もあるしアメニティは揃っているので荷物が軽くすむなぁと久々に実感しました。私は浴衣では眠れないので、いつも部屋着を持参する派ですが…。

こちらでは通常の浴衣のほかに、可愛い色浴衣も選べるのもちょっと嬉しいポイントです。

玉井別館|温泉は深夜でも入浴OK

到着後(16時)から翌朝9時まで、いつでも入浴できます。

  • 大浴場…16:00~9:00
  • ミストサウナ…16:00~22:00
  • ドライサウナ…16:00~24:00・6:00~8:00

疲れていたので、まず寝てから22時すぎに一度入り、体が冷えてきて寝つけなくなったので深夜2時過ぎにさっと入り、翌朝8時くらいにも入りました!

夫には「ちょっとしんどいから1回しか入れないかも」と言っていたのに、結局しっかり3回入っているという…(笑)

夜通し入れるのは、ふだん夜型の人間にとってはありがたかったです。私は飲酒しないので夜中でも問題なかったですが、酔いが覚めないうちに入るのはダメですよ〜!

少し熱めの大浴場(ジェットバス付き)、ぬるめの内風呂、露天風呂、ドライサウナ、ミストサウナがあり、洗い場の数も12箇所以上で余裕がありました。

男風呂はほとんど貸し切り状態だったみたいで、ゆったりとくつろげたそうです。女風呂も22時頃は7人くらいご一緒でしたが30分後にはひとりぼっちw、深夜と朝は貸し切り状態でした。もちろん日や時期によると思いますが快適に利用できます。

お肌はツルツルに…少しはなってたかな?初めて訪れたときは、すごく良いと思ったけどまだ若かったから効果てきめんだったのかも。効果を実感するまで1週間くらい泊まってみたいですね。

大浴場の洗面台には、十分すぎるほどのアメニティグッズが揃っていたので、スキンケア類は手ぶらでも全く問題ありません。自分が部屋から履いてきたスリッパが分かるように、番号カード付きクリップがあったのは便利でした。

衛生面の安全のため、多少の塩素のにおいは仕方ないことだと思います。入浴施設では塩素濃度チェックを定期的にする決まりがあります。塩素なしの温泉に入りたいなら、自分でお湯をためるタイプのお部屋を探さないとダメですね。

日本ではまだ未経験ですが、台湾では温泉付きの民宿のお部屋(湯屋)を借りたことがあります。自分で高温の源泉と水を湯ぶねに入れて温度調節するんです。

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日本でもこういう施設があれば流行ると思いますが清掃が大変そうですね。

そういえば以前、湯村温泉(兵庫県新温泉町)へ行ったときに「このあたりではね、家の蛇口をひねったら温泉がでてくるのよ~」と食事処の方から聞いたことがあります。

給湯器いらずで温泉目当てに移住する人もいるとか!湯村温泉のお湯もすごく良かったので、また泊まりにいきたいです。

私たちは時間的に利用しませんでしたが、「五彩の湯」という5種類の足湯も売店から出たところにあるので、友達同士はもちろんカップルや家族でも一緒に楽しめますね。

足湯の営業時間は、午後16:00~21:30・午前7:00~10:00です。

メノウがしきつめられた、めのう湯は入ってみたかったな~ちょっと心残り。

玉井別館の良かったところ

スープ飲み放題

スープ3種類(コーンポタージュ・クリームチャウダー・コンソメ)が翌朝10時まで飲み放題でした。紙カップを置いてボタンを1回押すとちょうど良い量が出てくるタイプの即席スープ。

ロビーから中庭の景色を眺めながらゆったりといただけます。中庭では鯉が悠々と泳いでいてとても落ち着けました。深夜1時前だったので、夫とふたりで貸し切り状態。

フタが置いてあるので、客室へ持っていくことも可能です。ただしかなり熱くなるので、100円ショップでも売っているカップカバースリーブを持参すれば良かったと思いました。

コーヒーやお茶が飲み放題のところはあってもスープというのはなかなかないのでは?ちなみにスープの機械の近くには、コーヒーやお茶の機械も設置されていましたよ〜

水が飲み放題

ウォーターサーバーや飲水機が設置されていたので、水分補給のためのペットボトルは買わずに済みました。

特に部屋にも冷水ポットが用意されていたので、夜中にのどが渇いたときや薬を飲むときに助かります。

シンプルな接客

口コミレビューを読んでいると、丁寧なおもてなしを重要視しているお客さんには物足りなく感じるのかなという印象を受けました。

シンプルといっても到着時のフロントでは色々と説明して下さいましたし、帰りの時刻表もいただき十分でした。お見送りもしてくれました。

リーズナブルな価格設定をしてくれている大きな旅館にあれこれ言うのはどうかと思うので、私は居心地が良く満足でした。

高級旅館でも安価な旅館でもホテルでも、良い点をみつけて過ごせるタイプだからというのもあるかもしれません。

本館の湯元「玉井館」は?

実は以前には、本館に宿泊したことがあります。客室数は全8室の木造3階建。

そのときは母親との旅行で、庭にあるたぬきの置物「萩太郎(はぎたろう)」が名物だというはぎの間を予約しました。
訳あり部屋ということで1泊2食付きで1人1万円くらいだったんです。訳ありというのは、下が大浴場なので音が響いてくるからという理由でした。

夜間は全く感じなかったのですが、翌朝の早朝に「どこかで宴会…?」と思って目が覚めて、なるほどなぁと気づきました。

大浴場の話し声が、まるで近くのお部屋で宴会をしているような感じに聞こえます。お湯の音やカコーンという音が布団の下から聞こえてくるので、なかなか面白かったです。

目が覚めたので、そのまま自分も大浴場に行きました。母は全然気付かず寝ていましたw 訳ありのお部屋でも問題なかったけれど、次は露天風呂付きのお部屋に宿泊したいな〜と思ったのを覚えています。

そういえば当時フロントの前にビールサーバーが設置してあり、無料で頂けたのはすごく驚きました。

アルコールの持ち込みOKだったので松江駅のコンビニで調達していましたが、結局日本酒を注文したりして飲まなかったので、帰りにフロントで「良かったらみなさんで飲んでください」とお願いしてお渡ししたと思います。

食事についてはほとんど覚えていませんが写真は残っていたので紹介します。

夕食
小鉢などを開けないで、写真を撮っていますが…。山陰らしくカニ付き。

朝食
こういう朝ごはんが食べられるのが日本の旅館特有って感じで好きですね。部屋食でしたし、昔ながらのおもてなしを感じました。

素泊まりのときの食事は?玉造温泉街にはコンビニがない

注意することといえば、JR玉造温泉駅や玉造温泉街にはコンビニがないことです。

最寄りのコンビニ(ファミリーマート・ポプラ)まで、JR玉造温泉駅からは徒歩10分、玉井別館からなら徒歩20分以上はかかります。

なにか必要なものがあればJR松江駅・JR出雲市駅などの大きめの駅であらかじめ調達しておくことをおすすめします。

素泊まりの場合の食事

  • 松江市内で食べる
  • 玉造温泉街の食事処で食べる
  • 軽食を買ってくる

素泊まりOKのお宿では、持ち込み禁止!というところは少ないと思いますが、一応確認をおすすめします。ゴミは散らかさずに綺麗に片づけておくのはマナーですね。

今回は、うなぎ丼のために素泊まりにしたので、夫だけJR松江駅でパンを買っていました。私は予想通り、お腹が全く空かなかったのでなにも必要なし。

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ふたりとも朝食はなければないで平気なので抜き、昼食はJR松江駅で境港の海鮮丼を食べました。

食べ過ぎない旅は、疲れが溜まりにくいので身軽に動けます。旅行=疲れる の原因には食べすぎも挙げられます。

宿泊した「玉井別館」まとめ

玉井別館さんは、過剰なおもてなしを必要としない人、ふたり以上での宿泊におすすめです。足湯も豊富、色浴衣サービスがあるので、カップルでも友達同士でも楽しめますね!

玉造温泉街の端っこに位置するので、まんべんなく観光スポットを散策できます。

今回宿泊したお宿、玉造温泉 玉井別館 で温泉を満喫した翌日は、美保神社へ行きました♪

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