確定申告は、1年間の収支から所得を計算してまとめた申請書を税務署に提出し、所得税額を決める手続きのことです。
給与以外の収入があるため確定申告が必要で、期限にプレッシャーを感じつつ申告しています。
毎年2月が近づくと、精神的に面倒すぎて正直丸投げしたい気持ちになります…。
今年2020年は新型コロナウイルス蔓延の影響により、申告期限が4月16日までに1ヶ月延長されました。
その後、期限内の申告が困難な場合には、4月17日以降も柔軟に申告を受け付けるという方針になっています。
2020年も一応、通常の期限1日前の3月14日に提出しました。還付金もすでに指定した銀行口座へ戻ってきています。
初めて自宅のパソコンから電子申告(e-Tax)を利用しての申告です。ちなみに、私は青色申告ではないので白色申告です。
昨年、税務署を訪れた際に、2019年1月から「ID・パスワード方式」が利用できるようになったことを知って、次からは家でしよう!と決めていました
それでなくても、こんなときに税務署へ出向くというのは感染の面でとても怖いなと感じていたので、自宅でするしか選択肢はなかったです。
一度、税務署でやってみたことがあるなら、自宅でしても同じことなのでできます。「コレ入力したっけ…?」となりつつも、並ばなくても良いのは利点ですね
確定申告(白色)までにやったこと
- 確定申告のときに使う控除関係の書類をまとめておく
- 初めての申告前に経費内訳を決める
- 昨年1年間の確定収益・経費に関するデータを集める
- やよいの白色申告オンラインなどを使って確定収益と経費を入力する
- 確定申告書類を完成させる
確定申告の期間と電子申告(e-Tax)
確定申告の期間
原則2月16日~3月15日
通常は期間が1ヶ月しかないので、毎年とても混み合います。税務署で申告書類を作成するなら、それなりの待ち時間を覚悟しなければなりません。
自宅で作成して持って行こうと考えたこともありましたが、プリンターをつないで印刷するのも面倒だし、と思っていたら電子申告(e-Tax)ができるように
税務署で申告した際に発行された「ID・パスワード」を使う方式で送信しました。税務署で作成するのと全く同じ画面でした。
マイナンバーカード&カードリーダー方式でも可能です。というよりこちらが正式な方法かな。
ID・パスワード方式は、国税庁のe-Taxサイト「確定申告書等作成コーナー」でのみ使用できる方式なので、マイナンバーカード方式のほうが便利ではあります。
来年までには用意するつもりです
電子申告(e-Tax)には、第三者作成書類の添付省略の制度もあります。税務署に封筒で送らなくても良いんです!
e-Taxを利用して所得税の確定申告書を提出する場合の「源泉徴収票」や「生命保険料控除の証明書」などの第三者作成書類の添付省略の制度について教えてください。|e-Tax
ただし、保管は必要なので捨てないようにしましょう
確定申告は自己申告制なのに複雑すぎる
確定申告は個人によって申告の必要があるのか、控除、経費のことetcが全く違うので判断に悩みます。
納税の義務があるとはいえ、一律に細かく教えてくれる機会があるわけではないので不親切だなと感じます。
確定申告の期間中に税務署へ行くにしても、所得の計算は事前にしておく必要があります。昔は手書きでしたが、今はパソコンが並んでいて自分で入力します。そこまでの待ち時間が長いです…。
申告書類を提出しても、その場では受け取るだけで、正しいかどうかは教えてくれません。受け取ってもらえたから正解というわけではないので注意です。
何年も個人事業主として申告していた人でも、税理士さんに相談したり、税務調査が入って指摘されることで初めて間違いに気づくことも多いそうです。
また、ネットで確定申告の情報を検索するとたくさんヒットしますが、古くなったり間違っている場合も多いです。
この記事を含め、その通りにしたら安心というわけでもないので、国税庁のサイトを読んで知識を付け、どうしても困ったことがあれば専用ダイヤル(税についての相談窓口 )で質問するのが良いと思います。
ブログ収入がある人向けの確定申告の知識
ブログ収入がある人は、大手ASPの記事をまず読むと理解しやすいです
アフィリエイトで得た所得の確定申告について:アフィリエイトのA8.net
個人アフィリエイター向け「確定申告情報まとめ」 | ASPのバリューコマース アフィリエイト
シンプルにまとめてあります。すべての疑問が解消するわけではないですが、基本的な知識を得るのには適しています。
確定申告が必要な収益のライン
- 会社員…年間所得20万円
- 専業(給与所得なしの人)…年間所得38万円(※2020年分からは最高48万円)
給与所得があって会社が年末調整をしてくれていても、副業の年間所得が20万円を超えた場合は必要です。
はじめからブログからの収入のみで年間20万円(単純計算で1ヶ月1万7千円)はけっこうハードルが高いので、そこまでいかない人のほうが多いのではないかな?と思います。
また、所得は収入ではなく、収入から経費を引いた金額を計算します。
所得=収入ー必要経費
専業主婦(夫)やフリーランスでほかに給与所得がない場合は、年間所得38万円(※2020年分からは最高48万円)を超えなければ、所得税はかからないので確定申告はしなくてもOKということにはなっています。
過去に税務署で確認してみたときも「必要ないです!」と断言されました。その代わり、確定申告を行わない場合は、住民税の申告が別途必要になります。
住民税の申告とは?
税務署では所得税、市区町村では住民税の手続きが行われます。確定申告書を提出した場合は、送信したデータに基づいて計算されるので、住民税の申告を別にする必要はないです。
ただし、提出義務がなく確定申告をしなかった場合は、原則として住民税の申告をする必要があります。
役所の窓口で訊いてみたところ、住民税の申告はやはり「住民税がかからない所得でも申告して下さい」とのことでした。
確定申告は何色ですれば良いのか
確定申告の種類には、青色申告と白色申告、雑所得の確定申告があります。
青色申告 (事業所得)
帳簿が複雑な代わりに、最大65万円の所得控除が受けられます。青色申告をする年の3月15日までに「青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。
2021年に2020年分を青色申告にするという場合は、2020年の3月15日までに提出しておかなければなりません。
私は、青色申告でも会計ソフトを使えば誰でも簡単!というのには懐疑的です。経理業務に慣れていないと、細かい判断で失敗する可能性が高いです。
また、青色にしたほうが税金が安くなるので断然おすすめと言われていますが、青色申告をしても事業所得として認められない場合もあります。
ちょっとした副収入くらいだと認められないといわれています。
私の実家は自営業のため、青色申告で収支の帳簿付けや領収書をまとめたりはしていますが、申告については税理士さんにお金を支払っておまかせしています。
初めての青色申告は、すべて自己判断でするのではなく、商工会の有料相談などを受けたほうが良いと思います。私もいつかはお世話になるかも
白色申告 (事業所得)
継続的な収入があり、税務署に「青色申告承認申請」を行っていない場合は、白色申告をします。記帳が必要で所得控除はなしのため、メリットがないと良くいわれています。
雑所得
継続的にある程度の収入がない場合は、雑所得として確定申告をします。記帳の義務はありません。お小遣い程度の収益なら、ほとんどこちらの扱いになります。
事業所得"継続的にある程度の収入"って一体いくら?
申告の際の雑所得か事業所得になるかの区別には明確な基準は設けられておらず、税務署が実情にあわせて判断しているそうです。
白色申告だと総収入金額や必要経費に関する事項を記録し保管する義務が発生します。
会社員が片手間でお小遣い稼ぎする程度の副業だと雑所得の扱いになることがほとんどですが、所得の計算をしたり記録に残しておくという面で記帳はしておいたほうが便利です
以前は、表計算ソフトでオリジナルシートを作成してつけていました。
インストールの必要なしでネット環境さえあればOK
ずっと無料で使えるのがすごいところです。事業規模が小さい副業のうちに、記帳の経験を積んでいたほうが効率良く焦らずにすみます。青色申告へ切り替えてからも、「やよいの青色申告オンライン」にデータを取り込んでスムーズに引き継げます。
経費の計算
経費とは、事業を行う上で必要な出費のことです。
副業でもブログを書く上で必要になったものは経費にできます。このあたりも自己申告なので、どこまで経費扱いにするのかはそれぞれ個人の判断です。
経費の例
- サーバーレンタル料
- 独自ドメイン
- 通信費
- ASPからの振込手数料
- 書籍(記事作成に必要だったもの)
- オンラインサロン
私の実家は事務所にもなっているので、光熱費も経費にしていますが、私は家賃・光熱費は一切経費にはしていません。計算が面倒だからw
家事按分といって、自宅のインターネット契約などプライベートでも利用するものは割合を決めて計算する必要があります。通信費は50%にしています。
まとめ
- 確定申告の期間は原則2月16日~3月15日
- 会社員の副業は年間所得20万円から確定申告が必要
- 所得=収入ー必要経費
- マイナンバーカード&カードリーダーを用意すれば自宅のパソコンから電子申告(e-Tax)できる
- 税務署で申告した際に発行された「ID・パスワード方式」でも電子申告(e-Tax)できる
- ブログ収入がある場合は確定申告について勉強しておこう
今までマイナンバーカードを必要とすることがなかったのですが、この機会に作成しようかなと考えています。通知カード記載の番号は会社の書類等で必要になるのでそれだけのイメージでした。
マイナンバーカードの制度ができたときに、けっこう反対していた人がいたことを覚えていますが、よくよく考えると別に拒否する理由がないですね。
すでに国民ひとりひとりに番号は割り振られているわけですし…。
帳簿への記録は、家計簿をつけるのが苦手な人は後から大変になるタイプだと思います。ちなみに私も確定申告は超嫌いです(笑)
これだけまとめるだけで、少し気が遠くなりました。また、素人の確定申告の一例の記録なので、この人はこうしているんだくらいの軽い感じで理解していただければと思います。
経験とともに内容が充実していく予定です
\ずっと無料で使える
やよいの白色申告オンライン