剥離紙は紙の表面につるつるとした剥離加工が施されたものです。
マスキングテープやシールを使った手帳・ノート・トレカ等のデコレーションが趣味の人、はたまた可愛いからついコレクションしてしまうという人におすすめのアイテムです。
マステ・シールをただ集めているだけではもったいないので、気持ちよく消費しつつ趣味として楽しみたいですよね
今回はお気に入りの剥離紙コレクションと剥離紙を使ってマスキングテープやシールをもっと使いやすくする活用方法について色々と書いていきます。
端材の離型紙(剥離紙)
先日とある会社様からお譲り頂いた端材の離型紙(リケイシ)です。離型紙も剥離紙のこと。ずっしりとした業務用の重量感と雰囲気に心が弾みます。
SNSで剥離紙の検索をしていたところ、たまたま投稿を目にし、思い切って連絡をして直接受け取りに伺いました。とても快く親切にご対応頂けました。
販売されているようなしっかりした素材ですが、カッティングシートの裏紙だそうです。片面剥離タイプと同じように扱えます。
まず使いやすい大きさに剥離紙をカットしてみました。ペーパーカッターがあると便利です。私はキャンドゥの330円商品を使っています。
端の部分など一部に黄ばみが見られますが、個人的な利用なので問題なしです。
30cm×1.4m(A4用紙6.6枚分)を20枚の予定でしたが「別の種類もカットしたのでよろしればどうぞ」と予定の倍準備してくれていました…!
そして後になって剥離紙を販売している会社のオンラインショップを見てその金額に卒倒しそうになりました。
廃棄されるものだとはいえ、ご厚意で持ち帰れるようにカットまでして頂いたのに、心付けが全然足りていなかったかも…?
と、恥ずかしすぎて穴を掘って引きこもりたくなりました( ꒪﹃ ꒪)
同じ趣味の友達にもおすそ分け。私はどんなことに使おうと考えているかまとめていきます。
フレークシール作り
定番の活用方法です。マスキングテープ+剥離紙でかなりの枚数のフレークシールが作れます。
太幅のマスキングテープにはフレークシール向きのデザインのテープが特に多いですね。
マスキングテープを適当な長さに伸ばし、剥離紙に貼り付けて切り取ります。
AliExpress(アリエクスプレス)などで販売されている海外製マスキングテープは、剥離紙付きのものが多くあって便利です。
そのまま貼って使うのはもちろん、ハサミで好きなデザインを切り取ってフレークシールにして使うのも楽しいです。
システムバインダー手帳のリフィル
好みの大きさにカットしてシステム手帳のリフィルを作りたいと考えています。
今回お譲り頂いた剥離紙は1枚がA4用紙6.6枚分の大きさなので、6穴システムバインダー定番のA5用のリフィルが一番作りやすいかな?
バイブルサイズでカットして、つるつるとした側にはフレークシールを、もう片面にはシートシールをそのまま貼り付けて、使いやすい「シール収納専用6穴バインダー」を作ります。
トレンドのミニ3穴バインダーにも応用できます。
ミニ3穴バインダーサイズのリフィルも作りたいと考えていたので、試しに端切れ部分をカットしてみました。ミニサイズだと剥離紙も可愛く感じますね
裏側はカット用ラインが入っているため、デザインペーパーを貼る+デコして、剥離面にはお気に入りのシールを貼って持ち歩こうと思います。
ミニ3穴剥離紙は、手帳デコ等の作業中に出たマスキングテープ・PETテープの端材の仮置きにもちょうど良いサイズかなと思います。
クッキングシート
表面が加工されているという観点から考えると、クッキングシートも剥離紙の一種です。用途は違っても十分に剥離紙として実用的に扱えます。
過去、今のように一般向けの小ロット販売の剥離紙がなかった頃は、キャンドゥのクッキングシートを愛用していました。
デメリットは、粘着力が元々弱めのマスキングテープはくっつかないこと。
なんとか貼り付けてカットしても、クッキングシートが剥がれてピラピラと浮いてしまうのでフレークシールとしては保管が難しいです。
100均の剥離紙シート
セリア・キャンドゥ等で取り扱っている協和紙工株式会社の「剥離紙シート 12枚入り」です。
両面ではなく片面剥離のタイプ。サイズは150mm×105mmでハガキ・ポストカードとほぼ同じ大きさです。
KITTA風シール作り
剥離紙シート1枚で15mm幅×50mm長さのシールが21枚作れます。1パックで252枚・マステ12.6m分です。
持ち運びしにくいマスキングテープが外出先でも使えるようになりますね。
100円ショップで良さそうなマスキングテープを見かけたらついこれを作りたくなってしまう(笑)
15mm幅マスキングテープをまっすぐ貼り付けていきます。
剥離紙を横にして貼っていくと7種類がぴったりと収まります。
カットしたら完成です。バラバラにはせず、縦に3分割してそのまま使います。手帳にも挟めて再利用も可能。
100均で見つける前までは、クッキングシートを使っていました。長さを測って印をつけたりしなくて良いので楽に量産できます。
剥離紙を縦にして貼っていくと、バイブルサイズのリフィルの横幅+1cmなので手帳デコで上下に貼るのに使いやすいストックにもなります。
友達へのおすそ分けに使う
マスキングテープ・シールが好きな人同士で「交換便」「素敵便」といって、自分の持っている紙モノ素材などを送って交換し合うことも定番になっていますね。
剥離紙なしのマステやPETテープのおすそ分けに使えます。
交換便は私も過去にやっていましたが、とても気を遣うので疲れてしまいました。今は気心の知れた同じ趣味の友達に一方的にプレゼントするのが好きです。
フレークシールの持ち運びファイル
意外とこちらの記事が読まれるようになって驚いています。それもあって剥離紙というマニアック分野(?)のお気に入りについてもまとめたくなり、この記事を書きました。
フレークシールは収納が本当に難しいので、まだまだ模索中です。全て同じ方法でひとつにまとめたいのが本音ですが、そうするととんでもないボリュームになってしまいますよね。コンパクトにしたい。
100均の3穴剥離紙リフィル(マステ台紙)
先月セリアで見つけたので買ってみました。サイズは縦65mm×横95mm。バイブルサイズの3穴にぴったり対応しています。
しっかりとした厚みがあり、方眼デザインなので、マスキングテープを巻き巻きして持ち運ぶのに適していると感じました。
トラベラーズノートのシール帳
大人が使いやすいシール帳として話題&人気になった限定品。
Amazonではすでに在庫切れ(入荷予定なし)になっていますが、6月上旬に東急ハンズでレギュラーサイズを見かけたので実店舗にはまだ残っているところがありそうです。
なんとなくこれまでのトレンドの流れを見てきた感想として、今後子ども向けではなく大人が使って楽しめるようなシール帳が流行するような気がします。
telado(提拉多)のシール帳
数ヶ月前に、中国の文具ブランドteladoが出しているシール帳をサイズ別でまとめ買いしました。
ほかのブランドからも様々なデザインの表紙のシール帳が発売になっています。中身を入れ替えできるルーズリーフのようなタイプも!
teladoのシール帳の中身は白色・無地、少しマットな質感です。
ステッカーの材質によっては剥がれなくなる可能性もあるので、私はマステ素材か粘着力の弱めなPETテープ専用にします。
剥離紙ノート(シール帳)はAliExpress(アリエクスプレス)では「離型紙本」「リリースペーパー」などの単語で検索をかけるとヒットします
6穴バインダー対応の剥離紙リフィルもあります。
シール帳は両面ではなく片面剥離タイプのもあるので、気になる場合は商品説明とレビュー欄でのチェック・質問をおすすめします。
こちらは両面とあったものの、つるつるでツヤがあるのは片面のため、マスキングテープ以外は剥がれなくなりそう…。
表紙の見た目はとても可愛い。
中国のシール帳は、元々マスキングテープを貼り、デザインカッターで好きな絵柄を切り取って使うのを想定した商品のようです。
海外の手帳デコ動画を観ていると確かにそういう配信者さんが多いですね。
私はデザインカッターが上手く使えないので、マスキングテープ・PETテープから量産したフレークシール専用のシール帳を作ります。
シール帳は大きめなので、剥がす際はハンドクラフト用のピンセットを使います。
剥離紙コレクションと活用方法まとめ
teladoのシール帳は、写真左側のスクエア型175mm×175mmサイズのものが持ち歩きもしやすくてお気に入りです。
子どもの頃からぺたぺたと貼るものが大好きで、小学生の頃から手帳を持ち歩き、シール・ふせん・メモをお小遣いでちまちまと買い集めていました。
大人になってもそれは続き、マスキングテープに出会って12年が経った今、本数がとんでもないことになっています。今はマステ収集はたまに買うくらいでほぼ卒業したので、PETテープを少々&シール沼です。
ここ数年、100円ショップも手帳デコ・トレカデコ向けに本気を出しているので嬉しいのと、収納どうする?の狭間で揺れる日々。
無理に全部開封するのではなく、使わずにずっと取っておく保管用もあって良いと思います。いつか経年劣化で使えなくなったとしても、マスキングテープという模型と考えて愛でます(笑)
AliExpressの基本の使い方はこちらの記事にまとめています