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【台湾】澎湖(ポンフー)のウニ漁が解禁!焼きウニの目玉焼き&生ウニを堪能してきた

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世界のウニ漁獲量の約8割を日本が消費しているくらい日本人にはウニ好きが多く、私もその内のひとりです。しかしウニと言えば贅沢な高級食材。

日本で食べるときは日本産はそもそもあまりスーパーでは見かけないので、チリ産をほんのたまに買ったり回転寿司で食べたりしていました。

実は台湾の離島、澎湖でも美味しいウニがとれます。
澎湖産の天然ウニ馬糞海膽(マーフェン ハイダン/mǎfèn hǎidǎn)です。

大きく育った原型から調理するので、形を保持するための薬品(ミョウバン)を使う必要がなく下処理による苦味がありません。

澎湖のウニはクセのないとてもあっさりとした風味です。

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澎湖のウニ料理

澎湖のウニ漁は6月16日〜8月31日までと決められています。2017年はそのまま6月16日から8月31日まで、2018年からははずれ込み、7月からウニ漁が解禁になりました。

ウニの将来のことを考え、繁殖時期や産卵の時期は漁をしてはいけないとされています。日本でも同じですね。それでも澎湖のウニは年々減少傾向にあるようです。

澎湖の名物料理のひとつ、ウニの卵炒め(うにオムレツ)は大概いつでも食べられますが生ウニは期間限定です。

馬公市の海鮮レストランや、クジラ岩で有名な小門嶼のお店で食べたことがあります。通常は時価で1個100〜200元の間くらいなので、そこまで高くはありません。

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今回、澎湖人のおっちゃんに「今夜、漁師の友達の家にウニを食べにいくから迎えにいくよ!」と言われ、知らない方のご自宅へ突如お邪魔してきました。

台湾ってこういうノリが多いので、人と一緒にごはんを食べるのは苦手だったのですが、だんだん気にならなくなってきました。

生ウニに加え、漁師さんの間で食べられているという面白い焼きウニ(ウニ+目玉焼き)を食べさせてもらいました。

タワシ感あふれる馬糞ウニ

「日本語でなんていうの?」と聞かれたので「日本でも馬糞ウニって言うんだよ〜」と盛り上がりました。

澎湖のウニは、沖縄で食べられている赤茶ぽいシラヒゲウニに近い種類です。沖縄では同種の人口生産に成功しているそうなので澎湖でもいずれは…?

語源自体は中国大陸から来たのかもしれません。バフンウニってネーミングはどうなんだ?とずっと思っていました。

名前の由来である馬糞というよりタワシ感がすごい
澎湖人は慣れているので、簡単に持ったり手のひらへ乗せて楽しんでいましたが、ウニなのでトゲトゲが主張してきてけっこう痛いです。

投げられたら凶器です。食べものだし(しかも高級食材)誰もそんなことしないけどね!
ひとつずつがとっても大きい。生きているので、トゲがウニウニ動いて観察すると面白い。
金槌のようなもので殻をかち割って調理していました。

焼きウニの目玉焼き

卵を割り入れウニの殻ごと焼きます。
以前この料理の写真を見せられ「食べたことがない」と言ったので、たまたま集まりがあったときに連れてきてくれたようです。
お店では食べられない、漁師さんたちの秘密料理って感じがしますね。
2個もくれた。ウニと卵が合わさるようによく混ぜていただきます。

ほかに、定番のウニの卵炒めもごちそうになったのですが、お店で食べるよりもフワフワ食感ではるかに美味しかったです。

おそらく新鮮なウニの風味を損なわないように、味の濃い調味料は使わず、火を通しすぎないよう調理されていたからだろうなと思いました。

氷で冷え冷えの生ウニ

こんなにたっぷりのウニを目にしたのは久しぶり…しかも漁師さんのとりたて。減っても次々と盛られていきました。わさび醤油でいただきます。
澎湖のウニは、あっさりとしていて甘みを感じます。でももったいないことに「生のウニは食べられない」という台湾人はけっこういます。日本人でも苦手な人はいますね。

こういうときの"食べられない"は不敢吃(ブーガンツー/bù gǎn chī)
「ちょっとそれはムリ…」というニュアンス。

台湾人と仲良くなって夜市へ行くと「你敢不敢吃臭豆腐(臭豆腐食べられる?)」と訊かれる場面があるかも。

臭豆腐、私はどちらかというと好きなほうです。ただ、やはりテイクアウトする勇気はなくお店でしか食べないので頻繁には食べる機会はありません。

澎湖で食べるなら、京華牛肉麵というお店の臭豆腐が美味しくておすすめです。

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貝にウニをつけていただく

ほかに澎湖でとれたての巻き貝もいただきました。
生ウニとコリコリした食感の貝のコラボレーションは素敵な美味しさでした。

ニンニクを中にたっぷり入れて焼く!鶏の丸焼き

豪快な作り方。中にニンニクがたっぷりと詰まっていて旨味たっぷりの美味しさ。身も皮も最高。

加熱したニンニクは匂いがあまり気にならず、ホクホクしていて美味しかったです。
グルメ漫画「美味しんぼ」で野球選手が体力をつけるため、生ニンニクのすりおろしをオブラートに包んで飲んでいたら胃を痛めてスランプに陥ってしまい、ニンニクは加熱したほうが良いんだよという内容のストーリーを思い出しました。
とてもスタミナがつきそうです

澎湖の皆さんはこちらの鶏から出たエキスを含む焼き汁を調味料としてウニや卵炒めにかけて食べていました。これがなかなか美味しかったです。

鶏の手羽煮の煮汁の風味に似ていたので、作ったときに試してみてください。

でもやっぱりウニは、生でごはんやノリと一緒に巻いて食べたいです!軍艦巻きや手巻きってよく考えられた食べ方ですね。

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